先週Pizzatimes.orgという掲示板サービスをリリースしました。 Pizzatimesが従来の掲示板と何が違うのか、どこら辺が使い易いのかを説明してみます。
IRCは会話がただ流れていく形式です。スレッドモデルで既にスレッドの中にいるようなものです。気軽に話せるためフランクな会話になりやすいです。IRCではスレッドモデルと違い、細かいテーマを決めていないのでいろんな話題が飛び交います。会話が構造的にまとまっていないので、後から話を追うのは大変です。
Google Groups, 2ちゃんねる、yahoo掲示板、 その他いろんな掲示板ありとあらゆるところで使われている人気のある形式です。スレッド一覧で興味のあるスレッドを選ぶ→その話題について会話するという流れ。スレッドごとにテーマを分けて話をするというのは単純で理解しやすく、一つの話題でまとまってるので後から見ても話を追いやすいです。
スレッドモデルは広く使われているし十分機能します。ほとんど自明な方法でこれ以上の方法はないような気もします。それでもいくつかスレッドモデルで困る状況もあると思います。 まずスレッドを作らないと会話ができないという点。 IRCなら気軽に話しかけれることを一旦スレッドを立てて会話を始めるというのはコミュニケーションの腰を重くしてしまいます。コミュニティにおいては特定の決まったテーマについて話すわけでもなく、ただ挨拶や何でもない話をしたいと言う事も多いと思います。 次にスレッドが伸びるに従って派生的な話題が出てきてオフトピック気味になることがあるという点。 IRCと同じように話を追いづらくなります。
Pizzatimesの取った解決策はIRCとスレッドモデルの良いとこ取りをしようというものです。あるコミュニティを開くとスレッド一覧と同時にIRCのようにすぐに会話ができるコメント欄も付いています。面白いのはスレッド一覧からあるスレッドを開くとそれも同じ構造になっているという点です。いくらでも入れ子にできるのです! これで一つの話題について長くなったりしたら、いつでもどこででも子スレッドを立てればいいだけになります。しかも子という構造も表現されるため、スレッド間の関係性もゆるく残ります。
Pizzatimesはまだリリースしたばかりなのでフィードバックをいただければ嬉しいです。